残りの人生
母にはある程度、財産がありました。
それは父の残した預貯金や土地からの収益でした。
また、母は20年くらい株取引のキャリアがありました。
大損をするようなバカは決してせず手堅く儲けるすべを身に着けているので、
ちょっとした旅行代くらいは自分でいまだに稼げるようでした。
もちろん、株の状態が良くない時期は手が出せないとのことで、毎月一定額稼げるわけではないようですが。
それでも、麻雀や株で頭を働かせているのは良いことだと私には思えました。
毎日大体自由に過ごしているようです。
好きなものを食べて暮らしているようです。
なんともうらやましく感じます。でも母は、
「私はあとは死ぬだけだから、そういう人間の特権なのよ」と言っていました。
たしかに誰よりも残りの寿命は普通にいけば、「短い」と言えるでしょう。
そのことを考えると眠れないような夜もあるかもしれません。
だからこそ、好きなように生きて自由にしていてほしいとも思えますね。
働き続けることなく、自由な時間を与えられている母は、幸せ者と言えるでしょう。
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